いばらきの生産者

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約1町歩の畑に、整然と建ち並ぶ32棟のパイプハウス。ハウスの中で育てられていたのは、4種類のベビーリーフでした。水菜、ルッコラ、レッドオーク、グリーンロメイン。ベビーリーフとは、発芽して10日〜30日以内の「葉っぱの赤ちゃん」のこと。成長した状態よりも栄養素が高く、発芽してから短期間で収穫できるので、無農薬栽培にも適しています。

 今回お話を聞かせて頂いたのは、小美玉市でベビーリーフを栽培している大木農場の大木貴行さん(33)。農業生産法人・有限会社ユニオンファームで2年間の研修を終えた後、同社からフランチャイズ独立者第一号として独立。そして、2014年1月に完全独立に踏み切りました。

フランチャイズから独立へ

—販売先が確保されているフランチャイズから脱退し、独立した理由をお聞かせください。

大木さん フランチャイズの時も、自分で立てた事業計画でいえば一年目から大体の数字は上がって、それなりの結果はついてきていたんです。でも、やりながら「これでいいのか」という疑問がわいてきました。やりたいことって、やりながら変わっていくんですよね。結婚して、奥さんを持つようになって、守るべきものができて。もっとこうしていきたいという欲求が出てきたんです。考え方と方向性に変化が出てきて、自分がやりたい品目に挑戦してみるタイミングだったんだと思います。

独立後の苦しみと楽しみ

 
—独立後に大変だと思うのはどのような部分ですか?

大木さん 生き物を扱う仕事ですので、休みが安定的に取れないところですね。フランチャイズの時に、最初の頃はやっぱり頑張り過ぎてしまって、一度身体を壊して入院したことがあります。肺炎とあ肝炎を同時に患って、一ヶ月入院してしまいました。びっくりしましたね。それだけ追い込まれていたのが、自分でもわからなくて。無理をすると後から身体にきてしまうから、今は自分のペースでやるようにしています。休みをきちんと取った方が、メリハリが付きますし。

—では、逆に楽しいと思うのはどのような部分ですか?

大木さん 自分でやりたいように、安定して農作物を生産して、安定して消費者に供給できている状況に、自分の仕事が正しいと認められているように感じています。安定生産と安定供給ができるのは、農家としての強みでもあります。

ベビーリーフで勝負!

—現在栽培しているベビーリーフを選んだ理由をお聞かせください。

大木さん 以前からベビーリーフに興味はあったんですよ。それほど手間を掛けずに、時期によっては播種してから15日程度で収穫できてしまうのは魅力的ですよね。真冬で普通の野菜だと収穫まで2、3ヶ月かかってしまうところを、50日で育てられるから、冬場でも2回転することができるんです。

 病害虫の心配が少ないので、自分でもできるかなという部分もありました。当面の間は、有機・無農薬でベビーリーフを栽培していく予定です。

将来的には2つの農場を経営

—大木農場の今後の展開をお聞かせください。

大木さん 今後は人を入れて、今の小美玉のハウスを任せられるようにできればと思っています。私は実家のあるつくばみらい市でもう一つ圃場を持って、そこを管理したいです。小美玉とつくばみらいの2つの農場を持ちたいですね。

 農業はきつい仕事ですが、最終的にこの仕事が天職だと思えればいいですね。理にかなった農業を目指します。儲けられて、やりがいがあれば人は付いてくるはずだと思います。

【取材録】

大学卒業後は製薬会社に就職し、営業をしていたという大木さん。何故、その仕事を選んだのですか? と質問したところ、「将来、農業をやるために、人との関わり方やビジネスマナーを学ぼうと思って」との答えが返ってきました。そのような就職先の選び方もあるのだな、と感心してしまいました。若き農業経営者は、国にとっても貴重な存在です。今後の発展を心から祈っております。

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