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HOMESPECIAL > 高校生と若手農家がコラボレーション。NORAGI(野良着)のファッションショーを開催

高校生(ひよっこスタイリスト)×若手農家(ひよっこ農家)=COOL農業計画

平成29年5月14日、茨城県庁にて「NORAGI CONTEST」が開催されました。このコンテストは、茨城県内7つの高校の生徒が、県内で活躍する若手農家をモデルにオリジナル「野良着」を製作し、ファッションショー形式で紹介するというもの。若者たちの手によって「かっこいい、おしゃれな農業」を提案・発信しました。

「ひよっこ」出演者も審査員として参加

今期の連続テレビ小説「ひよっこ」の舞台が茨城県ということもあり、審査員として「ひよっこ」出演者の佐久間由衣さん、泉澤祐希さんが参加。さらに、ファッションプロデューサーの植松晃士さんやファッションモデルの林マヤさんという、ファッション業界で活躍する著名人たちが審査を務めるなど、豪華な顔ぶれが集いました。

高校生と農家が魅せるショータイム

若手農家がファッションモデルのように壇上を歩けば、野良着を製作した高校生はダンスや小道具で会場を盛り上げます。ミュージカルのような華々しい演出で、観客を魅了しました。

農業体験が生み出した新しい野良着

素敵なショーが完成した背景には、高校生と若手農家の「ふれあい」があります。野良着を製作した生徒は、家政科や生活デザイン科など、ファッションには縁があっても、農業とは縁遠い生徒ばかり。
野良着を製作するにあたって、モデルを務める農家のもとで農作業を体験し、農業がぐっと身近なものになりました。

「学ぶ」気持ちを忘れない学生服型NORAGI
(水戸第三高等学校×ネギ農家)

水戸第三高等学校の生徒たちは、水戸市のネギ農家・藤田久恵さんと積極的にコミュニケーションを取り、野良着に取り入れた結果「ひよっこ賞」を受賞。そのデザインは……学生服?
「農業体験に行った時に私たちの制服を見た藤田さんが、『かわいい! 着たい!』と言っていたので制服をモチーフにしました」
さらに驚くべきは、パンツの横に入ったネギを型どったライン。
「ジャージの横のラインは、ネギにしてみました。ネギを出荷する際の規定の長さがわかるようになっています」
まさに、ネギ農家のための野良着。それを着た藤田さんも、
「いっぱい連絡を取り合って、考えて作ってくれた作品。本当に楽しくできました」と生徒の受賞を喜び、コンテストを楽しんでいました。

さわやかな青が映えるパッチワーク風NORAGI
(つくば国際大学高等学校×いちご農家)

「デザイン賞」を受賞したつくば国際大学高等学校の生徒達。
「実際に作業をしてみて、通気性の改良を思い付きました」
生徒たちが作った野良着は、一見デニムのパッチワークで作ったツナギですが、実際にはパッチワーク風のプリント生地を使用しています。生地が重なるため通気性が悪くなりがちなパッチワークの特徴を生地選びでクリアしました。デザインは、全体が青で統一されたさわやかなデザインです。
「青い色がハウスの中で涼しげで素敵だなと思いました。脱いだり着たりしやすいようになっていて、ボタンを外せば半袖になるので、春から秋まで着られます」とモデルを務めた下妻市のいちご農家・小園早葵さん。「COOLな農業」にふさわしい野良着に仕上がりました。

スタイリッシュなミリタリー風NORAGI
(石岡第二高等学校×米農家・レンコン農家)

観客から最も多くの支持が得られた作品に贈られる「オーディエンス賞」を受賞したのは、石岡第二高等学校の作品。こちらも一見ツナギのように見えますが……。
「実はセパレートになっています」
脱ぎにくいツナギをセパレートにすることでしっかりカバーしています。デザインのコンセプトは、「スタイリッシュ」。アクセントに迷彩柄をあしらいました。これは龍ケ崎市の米農家・岡田彬成さんの要望に応えたもの。
「オーダー通りのかっこいい迷彩柄。ミリタリーな感じで作ってくれて、テンションが上がりました」と野良着を着た岡田さん。

農園でダンスをしたくなるカジュアルNORAGI
(大成高等学校×りんご農家)

「最初はデザインを重視してしまって…。農業体験をしてから実用性・機能性を重視したデザインに変更しました」
見事「グランプリ」を受賞した大成女子高等学校の野良着も、農業体験や農家とのふれあいで得られた経験を存分に活かしています。ショーでは、大子町のりんご農家・椎名貴弘さん有紗さん夫妻と共に、COOLなダンスを披露。りんごの成長をイメージしたカラフルなデザイン。ダンスウェアのようなお洒落な野良着に仕上がりました。
「僕が注文したことに対して、忠実に作ってくれました。帽子もボアが付いていて暖かく、120点の出来です」と貴弘さん。グランプリ受賞後には、妻の有紗さんが嬉し涙を浮かべるシーンも。生徒たちとの絆が伝わってきます。

農業のイメージ革新のカギは、「ひよっこ」たちが握っている

高校生と若手農家。どちらもまだまだ「ひよっこ」な存在かもしれませんが、2つの力が掛け合わされば、「COOLな農業」の魅力が認知される日も近いはず。コンテストで躍動する「ひよっこ」たちの姿と完成した素敵な野良着を見たら、今後に期待せずにはいられません。

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