COLUMN 02 いばらき野菜地図

HOMECOLUMNCOLUMN02 > あきづき

少しだけ冷やすのが、秋の気分。

 夏の盛りに出回り始めるなしですが、あきづきのようにしっかりと秋に足を踏み込んだ時期にも楽しめる果物です。秋に出回り、果実の形が月のように見えることから名づけられました。9月中旬~下旬あたりと、幸水、豊水と続いてきたなしのリレー、10月に出回る新高までのちょうど間をつなぐ存在です。県内にある果樹の研究所で生まれたことも背景にあるからでしょうか、千葉県や熊本県などでも作られていますが、茨城県での栽培が多い印象です。2001年に品種登録された新しい品種で、日本国内での栽培面積では、まだ2%とわずかではありますが、あきづきの登場を楽しみに待っている人も増えています。

 あきづきに限らず、なしは筑西市や下妻市、結城市などの県西地域での栽培が盛んです。今もなお、なしの主力は幸水や豊水ですが、あきづきの栽培量も少しずつですが増えているとのこと。先に述べたように、今までの主要品種の間をつなぐ役目として、これから栽培量は増えていくのでしょうか。あきづきの今後が気になります。

 なしはあまり日持ちがしませんが、ほかの品種と比べると比較的日持ちがします。もちろん生のものをがぶりとかじるのが、ダイレクトになしの持ち味を堪能できる食べ方ですが、少しアレンジするのもおすすめです。大きめに切って果肉感を残したジャムにしたり、鮮度がよくしっかりとした硬さがあるうちに、サラダに加えるのも意外とおいしい。

 あきづきは、ごろんと大玉でしっかりと甘い。とはいえ、クセのない甘さが後をひきます。暑い盛りにはキンと冷やしたなしが嬉しいものですが、朝夕にはぐっと秋の色が濃くなるこの頃、食べる直前に、甘さを引き立たせるためだけの、最低限冷やしただけのなしが恋しくなります。先日の巨大な台風しかり、あれやこれや。激動の2011年のなか育ってきた、たくましき秋の果実。一日の始まりのエネルギー源として、秋の夜のゆるゆるとした時間の癒しとして、じっくりかみしめていただきたいものです。

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いばらき野菜地図

ぽろたん
【オリジナル品種】
DATE 2011.11.28
落花生
【牛久市】
DATE 2011.10.31
あきづき
【オリジナル品種】
DATE 2011.09.29
しいたけ
【常陸大宮市】
DATE 2011.06.29
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