春の訪れを楽しませてくれる春野菜。独特の苦味成分が、冬の間にたまった老廃物を排出して新陳代謝をアップ。カラダとココロの両方を目覚めさせてくれます。
なかでも「春がきた!」と思わせてくれるのが菜の花。この短い時期にしか食べられないと思うと、毎日食べたくなりますね。菜の花のほろ苦さに、桜えびの香ばしさと愛らしいピンク色が加わって、春の気分満開のパスタです。
■材料(2人分)
・菜の花 1/2束
・にんにく(スライス) 1片
・赤とうがらし 適量
・桜えび 30~40g
・スパゲッティ 200g
■作り方
1)菜の花はさっと下茹でして、食べやすい大きさに切っておく。
2)フライパンにオリーブ油を熱し、にんにくと赤とうがらしを炒める。香りが出たら桜えびを加えて軽く炒め、さらに(1)の菜の花も加える。
3)(2)に茹でたパスタを加えて全体を合わせる。塩こしょうで味をととのえ、出来上がり!
~みつばとアサリのスープを添えて~
みつばは生産額全国一位を誇る茨城の代表野菜。豊かな香り成分には食欲増進や胃もたれを防ぐ作用があります。カリウム、カロテン、ビタミンB群やビタミンCなどが豊富。みつばは香りが命なので、新鮮なものを選んで早めに使い切りましょう。
鍋にアサリと水を入れて火にかけ、アサリが口を開いたら、しょうゆ少々で味付けする。2~3cm長さに切ったみつばを加えカップに注ぐ。コンソメ仕立てにしても美味。
【主な栄養素】
菜の花はビタミンミネラル類を豊富に含み、とくにビタミンCの含有量はトップクラス!白血球の働きを強めることで、風邪などの病気に対する免疫力を高め、貧血予防や、コラーゲンの生成を促進するなど美肌効果も期待できます。
カルシウムは冬採りほうれんそうの約3倍。
桜えびには成人病の大敵コレステロールを下げる働きのタウリンと丈夫な骨をつくるカルシウムもたっぷり。
【調理法】
カロテンを効果的に摂取するために、油と一緒に調理するとよい。
(レシピ担当/阿南幸代)